2022-01-01から1年間の記事一覧

100万年後のあの場所で君とまた出会いたい

第一章 1000001回目の出会い 今日も一人と部屋で目を覚まし、一人の、食卓でご飯を食べ、誰もいない部屋に、さよならを告げる。 苦しくはない。悲しくもない。ただすべてが “どうでもよかった“ 何のために、誰のために、私は現在(いま)ここにいるのか。何…

100万年後のあの場所で君とまた出会いたい

序章 命の灯 私はいつ、終わるのだろう。 『自分はもう、これから永遠に、何かに心を揺るがされたり、大切なものが生まれたりすることはないのだろうと。思っていた。』 (引用:100万回生きたきみの七月隆文さんの言葉) 朝の空、昼の空、夜の空を見る度に綺…