100万年後のあの場所で君とまた出会いたい
序章 命の灯
私はいつ、終わるのだろう。
『自分はもう、これから永遠に、何かに心を揺るがされたり、大切なものが生まれたりすることはないのだろうと。思っていた。』
(引用:100万回生きたきみの七月隆文さんの言葉)
朝の空、昼の空、夜の空を見る度に綺麗だと思えなくなったのはもう、いつのことだろう。
人を心から信じて、心から笑って、毎日が眩しくて仕方がなかった、ずっと大昔の頃にはもう、戻ることは出来ない。
朝日が昇り、部屋いっぱいに満ち溢れた光が意地悪く、私の
1000001回目の人生を迎えているようだった。