私の世界はいつも、雨模様
空を見上げると、青空は広がっていなかった。
地面を見ると、激しい雨が打ちつけていた。
耳を澄ましてみれば、何も聞こえなかった。
辺りを見回してみたが、誰もいなかった。
ひとりぼっちだ……。
光のささない世界で一人ぼっちだ。
でも、私はここに光がさすことを知っている。
空を見上げると、厚い雨雲は広がっておらず、真っ青な澄んだ青空が広がっていた。
地面を見ると、太陽の眩い光が水溜りを反射してキラキラと輝いていた。
耳を澄ましてみれば、私を中心に幸せな声が広がっていた。
辺りを見回すと、一人ではなかった。
雨が降り止むのを待っていたように、空が青空になった時、色んな人たちが外に顔を出した。
どんな世界にも必ず終わりは来る。
どんなに空に光がなくとも、必ず太陽は顔を出す。
雨が打ちつけていた地面にも、それによって水溜りができ、太陽の光を反射して輝きだす。
耳を澄ませても何も聞こえない世界なんて、きっとどこにもない。
辺りを見回しても、きっと誰かが居てくれている。
マイナスな世界に縮こまっていても、意味がない。
ひとりぼっちで寂しいと感じた時は、人が沢山いるところに行けばいい。
私たちがこの地球に生まれてきた意味、生きている意味って何?
そんなことを言われても、何も言えない。
だけどこれだけは言える。
「生きる意味って考えてみても何にも思いつかない。考えて、考えて……それでもきっと答えは曖昧だと思う。だから人生の中で自分がこの地球に生まれた意味、生きている意味を探していけばいい」
だって人生は、私にとって''生きる意味''っていうのを探していくためにあるものだから。